藤井聡太棋士の連勝記録のすごさを説明してみる。

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藤井聡太棋士の連勝記録がついに29となり前人未到ともいえる新記録を達成しました。

世間はすげえ騒いでるし、すごいんだろうとは思うけどもう一つすごさがぴんと来ない人のためにそのすごさをあらためて確認してみましょう。

先ずは厳しき将棋の世界

藤井棋士は若干14歳ですが4段位を持つ実力者です。とはいえ4段はプロの中では一番低位の段数で、プロの世界は8段9段など上には上がいますが、まず14歳で4段が先ずすごいのです。なんせ史上最年少でプロとなったのですから…ちなみに将棋の世界は4段になるとプロになれます。

プロとなるには将棋連盟が主宰する奨励会に入らなければなりませんが、入会にはプロ棋士の推薦があって入会試験に合格しなければなりません。ここで合格して6級となります。(アマ大会での成績で免除や優遇措置はあり、藤井棋士も一部優遇がありました)

ここから等級 段位の近い棋士との対戦を経て等級・段位を上げていくわけですが一定の成績をあげないと降段 降級もあり、最悪退会となる場合もあります。さらに奨励会は年齢制限もあり、満21歳(2002年度以前の奨励会試験合格者においては満23歳)の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える3段リーグ終了までに4段に昇段できなかった者は退会となります。

とはいえやはり4段を取る人は二十歳前後にはとっていくことが多いようですね。それ以上 つまり二十台前半で4段となる人は少数派とのことですのでかなり厳しいですね。そんな中藤井棋士は14歳で4段となったのです。中学生でプロとなったのは長い将棋の歴史の中でも過去4人で、先日引退となった加藤一二三棋士のほか谷川浩司棋士 羽生善治棋士 渡辺明棋士など相当たる顔ぶれですが、藤井棋士は彼らににつづいて5人目というわけです。

連勝記録

これまでデビュー戦からの連勝記録は10でしたが藤井棋士にとってはまさに通過点でしたね。ちなみにそれ以外の連勝記録はこんな感じです。

※日本将棋連盟より引用させていただきました。

順位 期間 棋士名 連勝数
1 2016年〜2017年 藤井聡太 29
2 1986年〜1987年 神谷広志 28
3 1994年 丸山忠久 24
4 1986年 塚田泰明 22
4 1992年 羽生善治 22
4 2002年〜2003年 山崎隆之 22
7 1984年 有吉道夫 20
8 1987年〜1988年 羽生善治 18
8 1991年 中田広樹 18
8 1999年 丸山忠久 18
8 2005年 羽生善治 18
8 2010年〜2011年 永瀬拓矢 18

羽生棋士が3回も顔を出しており、さすがの安定感が光りますがやはり20連勝前後が一つの壁になってきそうです。

そしてあらためて言いますが藤井棋士はデビューからの連勝です。

もちろんまだトップクラスとの対戦が無いからとかの意見もちらほら見るのですが(デビュー戦の加藤一二三棋士は九段でしたが・・・)まったくナンセンスだと思います。

この数字を積み上げたこと自体が偉大なる快挙だと思います。

彼の将棋のスタイルは?

僕自身は駒の動かし方を知っているくらいなので個人的な意見。感想としては言いにくいのですが、詳しい方の意見からするとやはり盤石な将棋を指すようです。攻め込まれても動じることなくミスも少ないとのことで、若さを生かしてのイケイケなスタイルでも強さにムラがあるわけでもなさそうですね。インタビューや対局の様子を見ても落ち着いてる様子が見て取れますが、かなりの負けず嫌いらしくそのあたりは勝負師としての資質も十分だと感じます。末恐ろしい中学生です。

ポスト羽生としておそらく長く将棋界のトップを走ることになる逸材といえると思います。

このまま勝ち続けると…

現在行われている大会が渡辺明竜王への挑戦権を得るためのトーナメント戦です。7月2日に30連勝をかけて佐々木勇気五段と対戦します。そこで勝つとさらに先に進み8段クラスの猛者との対戦が控えます。

そこでさらに勝つと羽生善治棋士らとの対戦が見えてきます。その先に待つのは渡辺竜王への挑戦です。すべて勝ち続けると年内に竜王タイトルとなります。ロマンがありますね。

おまけ 最多連敗

日本将棋連盟によると25連敗とのこと

勝負なので仕方がないのですがこれはこれで気の毒ですね。

 

それではまた

 

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