目黒川 春満開
手のひらの春
夜の彩り添える花
夜桜に魅せられて
枝垂れ舞降り注ぐ夜
春色の散歩道
桜絢爛
春の競演
山里に春来たる
幻想の春のトンネル
春の詩
日本人にとって桜は特別な花だ。地域によって少し差はあるが概ね3月から4月の別れと出会のシーズンに咲き、一段と美しい桜吹雪とともに散りゆく刹那の美しさが大きな理由だろうと思う。さらに一段と印象的になる理由に葉がつく前に花が咲くという特徴が挙げられ、咲き誇る様はまさに満開といった表現がふさわしい花となる。可憐でもあり、美しくもあるその姿は多くの日本人を惹きつけて止まず、辛い冬を乗り越え、春の訪れの喜びとともに人々は桜の樹の下で出会い、別れ、宴を楽しんだ。その先人のDNAが私の心にも感じられるようで桜は特別な感情を私にもたらせてくれる。