イージス艦事故に思う

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今年6月に発生した米イージス艦と貨物コンテナ船の接触事故を受け、本日米海軍はイージス艦館長及び2名の幹部の解任を発表しました。

イージス艦とはイージスシステムという高精度なシステムを搭載した艦船のことを言い、日本の自衛隊ははもちろんアメリカ海軍の主力を担う艦船です。

今回はイージス艦について取り上げます

 

イージス艦とは

あらためてイージス艦について説明します。上記にあるようにイージス艦はイージスシステムを搭載した艦船ということになりますがイージスシステムとは何でしょうか

イージスシステムとはアメリカ海軍によって開発された防空システムのことで名前はギリシャ神話のゼウスが娘に与えた盾の名前(アイギス)に由来します。アイギスはあらゆる邪悪を防ぐといわれており、現代軍事技術としては最高のシステムといってもいいと思います。

歴史としてイージスシステムの名前を使ったものとしては1969年のイージス計画として開発が始まり、1975年には洋上試験が開始されています。

 

イージスシステム仕組み

イージスシステムの中核にあるものがSPY-1レーダーです。このレーダーは探知距離は450キロを誇り、索敵、追尾 評定といった処理を同時に200以上行うことができる大変優秀な装置です。これらの情報は指揮決定システムにて処理されます。この処理には脅威度の判定それに応じた最適な武器の選定を行い、その情報が武器管制 射撃管制システムに伝達されて攻撃が行われます。これら一連の処理が迅速、且つ正確に行われ、対艦 対空、対潜などあらゆる目標に対して有効な攻撃力を発揮します。武器の一つであるハープーンミサイルは数百キロの射程を誇り遠方からの先制攻撃が可能です。

イージス艦のデメリット

ただし高性能だけに運用コストがかさむ点はデメリットの一つです。またその優秀なレーダーゆえに有視界接近戦をあまり想定しないため、かつての戦艦と比較して装甲も薄くなっており、今回のような接触では大きな被害となります。

まとめ

事故の原因は貨物船の急な進路変更にもあるようですが、進路の優先権は貨物船にあったようです。しかしながら原因がどうであれそのような優秀な軍艦が貨物船と接触したということは非常に重い事態と言えます。海賊やテロリストにとってもヒントを与えてしまったのではないでしょうか

もちろん戦闘を前提とした警戒、監視体制を引いていれば行動も違うのでしょうが常にそのような体制はとってはいないはずです。どんなに優秀な兵器も人が操作するにせよ機械が自動で行動するにせよやはり完璧ではありません。昨今は車の自動運転も発達してきていますが、機械に頼る部分は頼っていもいいのでしょうが、あまり過信せず、機械も人もお互いの能力を有効活用して事故の防止を図りたいですね。

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